今回は、技術士二次試験 電気電子部門(情報通信)の過去問分析を行いました。
簡潔に纏めましたのでご参考ください。
問題形式は例年同じ
総合技術監理部門を除く技術部門の過去問分析を行ってわかったことは、必須科目Ⅰ・選択科目Ⅱ−1・Ⅱ−2・Ⅲで問題形式が同じでキーワードのみが変わっているということです。そのため、キーワードについて問われる内容を学習すると効率よく学習できることがわかります。
必須科目Ⅰと選択科目Ⅲは問題形式がほぼ同じで以下のようになっています。
(1)○○○(キーワード)において、□□□部門における課題をあげ、内容を示せ。
(2)(1)で挙げた課題に対して解決策を示せ。
(3)(2)の解決策に対して、波及効果と新たな懸念事項への解決策を示せ。
(4)(1)〜(3)の業務遂行において技術者としての倫理、持続可能性の観点から題意に即して述べよ。※(4)はⅠのみで出題。Ⅲでは出題されない。
選択科目Ⅱ−1の出題形式は以下のようになっています。
○○○(キーワード)と○○○(キーワード)を対比して述べよ。原理・利点を述べよ。
選択科目Ⅱー2の出題形式は以下のようになっています。
○○○(キーワード)について、□□□部門の責任者として業務遂行する。
(1)多面的な観点から調査、検討すべき事項とその内容を説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙してそれぞれの項目ごとに留意すべき点、工夫を要する点を述べよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。
技術士に求められる資質を理解する
日本技術士会と文部科学省のホームページで技術士に求められる資質が明記されています。2次試験の論文回答もこの資質を満たしていることが重要となります。
日本技術士会 平成31(2019)年度 技術士試験の概要について
合否決定基準を意識して学習する
合否決定基準を意識して確実にクリアできるように学習する必要があります。
総合技術監理部門を除く技術部門では、必須科目Ⅰで60%点以上、選択科目Ⅱ・Ⅲの合計で60%点以上が合格基準となります。
おすすめの本
技術士論文の書き方について、読んでみて簡潔にわかりやすく書かれている本がありましたので、以下ご紹介いたします。
(株)日本技術サービスが書かれている本なので、信頼性も高いと思います。